mskahnさんの場合
http://www.ms-atelier.com/

 3部に別れております.  尚,2番目の記事はTAWSONさん,kuriharaさんのご協力によるものです.

 尚,以下の情報をご提供して下さった後にmskahnさんご自身がホームページを立ち上げておられます.Think Pad 240等の情報がありますので上記URLをご参照下さい.



使用LANカード:PLANEX ENW-3502-T
使用ノート:IBM ThinkPad 235

※inadaさんの方法と違う点のみ書きます。

●方法その1

(1)起動FDの作成

1.LANカード付属のイネーブラ(LANEN.EXE)を起動FDに
  入れます。

2.CONFIG.SYSにDEVICE=LANEN.EXEとのみ記述します。

(2)セットアップディスクの作成

1.inadaさんがつかったものと同じNDIS2DOSをディレクトリ
  ごとFDに入れます。

2.NDIS2DOSディレクトリにLANカード付属のNDIS2ドライバ
  (LE10NDS.DOS)を入れます。また、Rtsnd.dosは使わな
  いので削除します。

3.NDIS2DOSディレクトリにある
  Oemsetup.inf/Protocol..ini/Rtl8139.nifファイル
  をメモ帳等で編集します。

 <Oemsetup.inf>

 [RTL8139]セクション
 devdir=?:rtsnd.dosをdevdir=?:Le10nds.dosに変更
 devics=rtsnd.dos,@devdir\rtsnd.dosを
 device=Le10nds.dos,@devdir\Le10nds.dosに変更

 [RTL8139_nif]セクション
 drivername=rtsnd$をdrivername=Le10nds$に変更
 param=Medium,"MediumType",text,"_auto,_10Half,
     _10Full,_100Half,_100Full",_Auto,0*30 この行削除

 <Protocol..ini>

 DriverName=RTSND$をDriverName=Le10nds$に変更

 <Rtl8139.nif>

 [RTL8139]セクション
 DriverName=RTSND$をDriverName=Le10nds$に変更

 [File]セクション
 Name=RTSND.DOSを
 Name=Le10nds.dosに変更

 [MEDIUM]セクション
 全て削除

あとはinadaさんと同じ方法でセットアップすればOKです。

※ThinkPad235におけるOSのネットワークインストールについて

 ThinkPad235にはリカバリCDが付属しており、これは当然ネット
 ワークインストールを前提にしておりませんので、少し工夫が必
 要です。私はリカバリCD-ROM内のHDDイメージを展開して工場
 出荷時の初期状態に戻す方法で成功しました。
 詳しくはThinkPad Clubにお越し下さい。
 http://www.cyber-oz.com/ThinkPad/webforum/index.cgi
 同サイトはThinkPadを中心とした、Mobile PCについての情報を
 交換する場所です。(開設者:OZAKI'Sさん)
 私は同サイトのTP2系会議室のボードリーダをしております。

●方法その2

 上記会議室ではその後、カード付属のイネーブラを使用しない方法
 つまり、TP235に付属のカード/ソケットサービスを使用した成功例
 の報告がありました。NICにイネーブラがついていないものもあるので
 この方法のほうが汎用的でスマートです。以下にその方法を述べます
 が、この場をお借りして報告されたTAWSONさん、kuriharaさんに感謝
 いたします。

(1)起動FDの作成

1.リカバーリーディスクから、以下のファイルをコピーします。

  CARDID.INI
  LE10.CLB ***********LANアダプタ付属のカードライブラリ
  CARDXTND.SYS
  SSCBRI.SYS
  CS.SYS
  CSALLOC.EXE
  CSALLOC.INI
  CARDID.SYS

2.CARDID.INI の編集

  [Common]セクション
  Lan1IRQ=5 をLan1IRQ=11に変更。

  [Libraries]セクションの有効な CardLib をコメントアウトして、
  CardLib=a:\LE10.CLBを追加。

3.CONFIG.SYSの編集

  FILES=30
  DOS=HIGH,UMB
  SHELL=COMMAND.COM /P /E:512
  DEVICE=HIMEM.SYS
  DEVICE=EMM386.EXE RAM /X=CC00-CCFF
  DEVICEHIGH=BILING.SYS
  DEVICEHIGH=JFONT.SYS /MSG=OFF
  DEVICEHIGH=JDISP.SYS /HS=LC
  DEVICEHIGH=JKEYB.SYS /106 /JKEYBRD.SYS
  DEVICEHIGH=CARDXTND.SYS
  DEVICEHIGH=SSCBRI.SYS /NUMADA:2 /ADA1SKTS:2 /ADA2SKTS:2
  DEVICEHIGH=CS.SYS /poll:1
  DEVICEHIGH=CSALLOC.EXE
  DEVICEHIGH=CARDID.SYS A:\CARDID.INI
  LASTDRIVE=Z

  ※日本語環境のドライバは適宜です。

(2)セットアップディスクの作成

  ※NDIS2DOSディレクトリの3つのファイル全文を掲載します。
  これはTAWSONさんに教えられた方法で非常にスマートです。

1.OEMSETUP.INF

  [netcard]
  LE10="ENW-3502-T Ethernet Adapter",000,ndis,ethernet,real,LE10,LE10_nif

  [LE10]
  devdir=?:le10nds.dos
  device=le10nds.dos,@devdir\le10nds.dos

  [LE10_nif]
  drivername=le10nds$

2. PROTOCOL.INI

  DriverName = le10nds$

3.LE10.INF

  [LE10]
  Type = NDIS
  Title = "ENW-3502-T Ethernet Adapter"
  Version = 2.2
  DriverName =le10nds$
  XPORTS = NETBEUI LANDD
  [File]
  Name = le10nds.DOS
  Path = IBMCOM\MACS



ハードディスクバックアップへの応用
 
ノートPCの起動ドライブを、ネットワークを利用してデスクトップの
HDDやMOにフルバックアップ/リストアすることに成功したので、
それの報告です。(システムを含めたバックアップ/リストアは
DOSベースで行うことが万が一の時を考えると最善です。)

元々私はinadaさんの記事を見て、CD-ROMはもっていた(それで
も秋葉原で\10,800と安いものです)ので、OSのインストールより
はWorkGroup Connectionを利用してのバックアップ/リストアに
期待するところ大でした。(バックアップは自身のHDDではなく別
のHDDにするのがベターなのは言うまでもないことです)

私が愛用してきたフリーソフトYUPDATE、DISKDUMPはいづれも
ネットワークに非対応だったので半ば挫折するところでした。

YUPDATEはロングファイル名を扱えるオプションをネットワークドラ
イブに対して指定することは出来ないと書かれておりました。
DISKDUMPは起動してすぐ止まってしまいました。これは、もしかし
てメモリ管理が適正でないのかとも思ったのですが、同じ起動FD
で立ち上げて(WorkGroup Connectionをロードして)、次に紹介す
る「DriveImage」でバックアップする場合は起きない現象です。市
販のバックアップツールでもネットワーク対応・非対応とちゃんと書
かれているところを見ると、あながち環境設定のせいだけでもなさ
そうです。(詳しいことはわかりません)

私は過去に、初めて買ったPCのハードディスクがクラッシュした
ことがあり、それ以来バックアップの必要性を人一倍身にしみて
感じており、これに関してはしつこいくらいです。(笑)

上記フリーソフトは非対応だったので、それに変わる方法として
(1)2.5"HDD(4.8G)+接続機器  22,000+11,000=33,000
(2)SCSI HDD(4.3G)+SCSI CARD 20,000+8,000=28,000
等を買うことも考えましたが、いづれも高価です。

そこで、ネットワークに対応すると書かれてあった市販の
POWERQUEST「Drive Image Ver2.0」を見つけ、半信半疑で買って
試したところ成功しました。(買った店では対応しなければ返品
OKということで安心して買えました)

同ソフトは\11,800でしたが、(1)あるいは(2)を買うよりは、はるかに
安価です。しかし、YUPDATEのようにUpdate Copy&Nonexist
Deleate等のきめ細かさは無いようなので、自身のHDDの別パー
ティションへのバックアップはYUPDATE、ネットワークドライブへの
バックアップはDrive Imageでと両方の良さを使い分けて利用して
いこうと思っています。


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